- 2月 18, 2026
安定期はいつからですか?
外来で「安定期」についての質問を受けることがあります。
「安定期に入ったからもう大丈夫ですよね?」
「旅行は安定期に入れば行ってもいいですか?」
といったご相談もよくあります。
一般的には、胎盤が完成する15週頃になり、つわりがひと段落し、妊娠初期の流産のリスクが低くなるこの時期を「安定期」と呼ぶことが多いようです。
ただし、「安定期」は医学用語ではありません。
妊娠中は、どの時期であっても何が起こるか分からないものです。
安定期に入ったからといって、「もう大丈夫」と保証されるわけではありません。
特に、妊娠初期にはなかった症状が、この時期から出てくることもあります。
「安定期」という言葉のイメージから、
「安定期に入ったら安心」と考えてしまう方もいるかもしれません。
しかし、一般的に安定期と呼ばれている時期でも、妊娠中であることに変わりはありません。
以下の点に気を付けて過ごしましょう。
体重について
つわりが落ち着き、食事を美味しく感じられる時期です。
一方で、食べ過ぎによって体重が急速に増えやすい時期でもあります。
バランスの良い食事を心がけましょう。
貧血について
妊娠中は血液が薄まる傾向があり、貧血になりやすくなります。
動悸、めまい、頭痛などの症状がある場合は、貧血の可能性もあります。
食事の中で鉄分を意識して摂取し、不足する場合はサプリメントで補うことも一つの方法です。
便秘について
お腹が大きくなることによる圧迫や、腸の動きがゆるやかになることで、便秘になりやすくなります。
便秘がつらい場合は、妊婦さんでも内服できる便秘薬がありますので、かかりつけの医師に相談してみてください。
腰痛について
妊娠中は腰痛が起こりやすくなります。
骨盤ベルトの使用で改善することもあります。 お腹の張りについて
休んでも良くならない張りや、出血を伴う場合は、早めの受診をおすすめします。
