- 2月 4, 2024
妊娠に気づかずお酒を飲んじゃった。大丈夫?
年末年始にかけて忘年会や新年会もあり、楽しいお酒を飲む機会も多いかと思います。
今回は妊娠とお酒についてお話をしたいと思います。
アルコールによる胎児への影響は胎児アルコール症候群と言って、おなかの中で発育しない、流産や早産、顔や脳や心臓の奇形、知的障害、学習障害などリスクが高くなります。
1日のアルコール量が15ml以下(ワイングラス1杯程度、ビール350ml缶1本程度)では赤ちゃんへの影響はほとんどないと言われていますが、60~90mlのアルコールをたびたび飲んでいたお母さんのおなかにいる赤ちゃんは胎児アルコール症候群を発症頻度が高くなると言われています。
早々に禁酒した場合は、それなりの効果が期待できると言われていて、妊娠初期に飲酒したけど、その後禁酒することにより胎児アルコール症候群をおこさなかった例も報告されています。
妊娠に気づくのは予定の生理が1~2週間遅れていて「おや?」と思う頃、ほとんどが妊娠ごく初期の時期です。そのごく初期にうっかり飲酒をしてしまってもそれほど心配することはなく、気づいた時点で禁酒すれば問題ないと言っています。
だからと言って、初期に飲酒しても大丈夫と言うことではありません。
妊娠中の飲酒はいけないということはご存知だと思います。
何週までなら問題ない、これくらいまでなら大丈夫という明確な基準はありません。
妊娠に気づいたらぜひ禁酒をしてくださいね。