• 6月 28, 2026

生理不順の原因で多い「多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)」とは?

「生理がなかなか来ない」「周期がばらばら」「2~3か月に一度しか生理が来ない」
このような生理不順の原因として多いのが、**多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)**です。

PCOSは、卵巣の中に小さな卵胞がたくさんあるものの、卵胞が十分に育ちにくく、排卵が起こりにくくなる病気です。

・生理不順や排卵の異常
・超音波検査で小さな卵胞が多くみられる、またはAMHが高い
・男性ホルモンやLHが高い

すべてを満たす場合、PCOSと診断します

血液検査では、甲状腺の病気や高プロラクチン血症などほかの原因がないかも確認します。

生理が来なくても放っておいて大丈夫?

排卵が起こらず、生理が長期間来ない状態が続くと、子宮内膜が厚くなったままになることがあります。
その状態が続くと、子宮内膜増殖症や、将来的な子宮体がんのリスクにつながる可能性があります。

妊娠を希望していない場合でも、3か月以上生理が来ない場合には、そのままにせず婦人科へ相談しましょう。

妊娠を希望する場合

PCOSでは排卵日が分かりにくく、妊娠までに時間がかかることがあります。

排卵が起こりにくい場合には、排卵誘発剤を使用して妊娠を目指します。妊娠を希望している方は、長く様子をみすぎず、早めにご相談ください

妊娠を希望していない場合

現時点で妊娠を希望していない場合には、子宮内膜が厚くなったままにならないようにすることが治療の目的です。

主な治療には、次のような方法があります。

低用量ピル

生理周期を整えるほか、避妊、生理痛、PMSの改善も期待できます。

黄体ホルモン剤

一定期間内服し、服用後に生理のような出血を起こす方法です。生理が長期間来ない状態を避けるため、必要に応じて繰り返します。

PCOSは体重や生活習慣が関係することもあります

BMIが25以上の場合には、食事や運動を見直し、体重を少し減らすことで、生理周期や排卵が改善することがあります。症状や体質に応じて、漢方薬を使用することもあります。

生理不順の原因はPCOSだけではありません。
「いつものことだから」と放置せず、一度婦人科で原因を確認しましょう。

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