• 8月 13, 2026

妊娠中、自転車に乗っても大丈夫?|神楽坂の産婦人科・婦人科

妊婦健診でよく聞かれる質問のひとつに、

「妊娠中、自転車に乗っても大丈夫ですか?」

というものがあります。

通勤や買い物、上のお子さんの送迎など、日常的に自転車を使っている方も多いと思います。

妊娠したからといって、急に自転車を使わない生活に変えるのが難しいこともありますよね。

妊娠中の自転車で特に注意したいのは、振動そのものよりも、体調不良によるふらつきや「転倒・事故」です。

妊娠初期(~13週頃)

妊娠初期は、まだお腹が大きくないため、妊娠前と同じ感覚で自転車に乗れる方も多い時期です。

しかし、この時期は、

  • つわり
  • めまい・立ちくらみ
  • 眠気
  • 疲れやすさ

などが出やすく、突然気分が悪くなったり、注意力が低下したりすることがあります。

出血や腹痛、お腹の張りがあるときはもちろん、めまいや強いつわりがあるときにも、自転車には乗らないようにしましょう。

また、「妊娠に気づかず自転車に乗ってしまった」と心配される方もいますが、それだけで心配しすぎる必要はありません。

妊娠初期の自転車では、その振動を過度に心配するよりも、体調不良によるふらつきや転倒・事故に注意することが大切です。

妊娠中期・後期(14週~)

妊娠が進み、お腹が大きくなるにつれて、身体の重心が変化し、バランスを崩しやすくなります。

ACOG(米国産婦人科学会)も、お腹が大きくなることでバランスが変わり転倒しやすくなるため、通常の自転車よりも固定式のエアロバイクのほうが安全な選択肢としています。

「まだ乗れるから大丈夫」と思っていても、急な飛び出しや段差、雨で濡れた路面など、自分では避けられない転倒のリスクがあります。

お腹が大きくなることで、

  • 足元が見えにくくなる
  • とっさに足をつきにくくなる
  • 乗り降りの際にバランスを崩しやすくなる

など、転倒の危険性高くなります。

特に注意したいのが、転倒や交通事故によるお腹への衝撃です。

日本産婦人科医会では、妊婦の交通事故では、軽い打撲であっても常位胎盤早期剥離を起こすことがあり、受傷してから時間がたって症状が出る場合もあると注意喚起しています。

そのため、妊娠が進んできたら、少しずつ徒歩や公共交通機関などに切り替え、できるだけ自転車を使わない生活へ移行していくことをおすすめします。

特に、お子さんを乗せた自転車電動アシスト自転車車体が重く、停車時や乗り降りの際にもバランスを崩しやすいため注意が必要です。




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