- 6月 17, 2026
- 6月 19, 2026
妊娠中のカフェインは?コーヒーは飲んでもいい?|神楽坂の産婦人科・婦人科
「朝のコーヒーがないと一日が始まらない」
「妊娠したらコーヒーは完全にやめないといけないの?」
妊娠中の方から、よくご相談をいただく内容です。
結論からいうと、妊娠中でもコーヒーを完全に禁止する必要はありません。
ただし、カフェインの摂りすぎには注意が必要です。
妊娠中のカフェインはどのくらいまで?
世界保健機関(WHO)では、妊娠中のカフェイン摂取について、1日300mgを超える場合は摂取量を減らすように注意喚起しています。
そのため、当院ではわかりやすく、
妊娠中のカフェインは、できれば1日200mg以下を目安にしましょう。
多くても300mgを超えないようにしましょう。
とお伝えしています。
コーヒー1杯にはどのくらいカフェインが入っている?
- マグカップ1杯 250mL:カフェイン約150mg
WHOの目安である300mgで考えると、コーヒー200mLなら約2.5杯分になります。
ただし、実際にはコーヒー以外にも、紅茶、緑茶、ほうじ茶、ウーロン茶、チョコレート、コーラ、エナジードリンク、一部の市販薬などにもカフェインが含まれています。
そのため、コーヒーだけで300mgぎりぎりまで飲むよりも、余裕をもって考えることが大切です。
では、コーヒーは1日何杯までが安心?
目安としては、
コーヒーは1日1杯なら心配しすぎなくて大丈夫です。
飲むとしても、1日2杯までにしておくと安心です。
特に、紅茶や緑茶をよく飲む方、チョコレートを食べる方、カフェラテやコンビニコーヒーをよく飲む方は、合計量が増えやすいので注意しましょう。
また、コーヒーの濃さやカップの大きさによって、カフェイン量はかなり変わります。
大きなマグカップで濃いコーヒーを飲む場合は、「1杯」といってもカフェイン量が多くなることがあります。
コーヒー以外にもカフェインは入っています
カフェインは、コーヒーだけに含まれているわけではありません。
目安として、
- 紅茶:30mg/100mL
- 煎茶:20mg/100mL
- ほうじ茶:20mg/100mL
- ウーロン茶:20mg/100mL
- 玄米茶:10mg/100mL
- 抹茶:1杯あたり約48mg
カフェインを摂りすぎるとどうなるの?
カフェインを多く摂りすぎると、妊婦さん自身に、
- 動悸
- 不眠
- めまい
- 不安感
- 胃の不快感
- 吐き気
- 頭痛
などが出ることがあります。
また、妊娠中に高濃度のカフェインを摂取した場合、赤ちゃんの発育に影響し、低出生体重のリスクが高まる可能性が報告されています。流産や死産との関連についても指摘されていますが、カフェインだけで明確に判断できるものではなく、研究結果にはばらつきもあります。
そのため、「少し飲んだから危険」というよりも、毎日たくさん摂り続けないことが大切です。
カフェインレスコーヒーは飲んでもいい?
カフェインレスコーヒーは、妊娠中の方にもよい選択肢です。
ただし、「カフェインレス」「デカフェ」と書いてあっても、カフェインが完全にゼロという意味ではありません。通常のコーヒーに比べるとかなり少ないですが、少量のカフェインは含まれています。
それでも、普通のコーヒーよりカフェイン量を大きく減らせるため、
- コーヒーの香りや味を楽しみたい
- でもカフェインは控えたい
という方にはおすすめです。
毎日の楽しみをすべて我慢する必要はありません。
上手に量を調整しながら、妊娠中も無理のない生活を送っていきましょう。
