- 9月 16, 2026
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月経不順の原因の一つ、多嚢胞性卵巣症候群 PCOS とは|神楽坂の産婦人科・婦人科
月経が不規則、なかなか排卵しない、妊娠しにくいかもしれない――このような悩みの背景に、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)が関係していることがあります。
PCOSは、排卵の乱れとホルモンの影響によって起こる症候群です。「卵巣にたくさんの卵胞が見える」ことだけで決まる病気ではありません。症状や検査結果を総合して診断し、妊娠を希望するかどうかも含めて、一人ひとりに合った治療を考えます。
PCOSでみられること
PCOSでは、排卵が規則的に起こりにくくなるため、月経が不規則になったり、数か月月経が来なかったりすることがあります。にきび、多毛、体重の変化などがみられる方もいますが、症状の出方には個人差があります。
日本産科婦人科学会の2024年基準では、ほかの病気を除外したうえで、以下の3つをすべて満たす場合にPCOSと診断します。
- 月経周期の異常、または排卵が起こりにくい状態
- 超音波での多嚢胞卵巣所見、または年齢に応じたAMH高値
- アンドロゲン過剰、またはLH高値
診断には問診、採血、超音波検査などを用います。月経不順にはさまざまな原因があるため、自己判断せず婦人科で確認することが大切です。
月経が来ない状態を放置しないために
PCOSでは排卵が起こらない状態が続くことがあります。月経が長期間来ないと、子宮内膜が十分にはがれ落ちない状態が続き、子宮内膜増殖症や子宮内膜がんのリスクにつながることがあります。
妊娠を希望していない場合でも、月経を定期的に起こして子宮内膜を守ることが重要です。3か月以上月経がない、または月経周期が大きく乱れている場合は、早めにご相談ください。
妊娠を希望する場合
PCOSでは排卵のタイミングを予測しにくく、妊娠までに時間がかかることがあります。ただし、PCOSがあっても妊娠を目指す方法はあります。
排卵が起こっていない場合には、排卵誘発薬などを用いて排卵を促す治療を検討します。年齢、月経や排卵の状態、パートナーを含めた検査結果などをふまえ、無理のない計画を一緒に考えていきます。
妊娠を希望しない場合
妊娠を希望しない場合は、低用量ピルや黄体ホルモン製剤などで月経を整え、子宮内膜を保護する治療があります。にきびや月経痛、PMSなどの症状に対しても、治療が役立つことがあります。
また、体重や生活習慣の見直しが排卵や月経の改善につながる方もいます。特定の食事法だけが正解というわけではありません。続けられる食事、運動、睡眠の習慣を、体調や生活に合わせて整えていくことが大切です。
まずはご相談ください
PCOSの治療は、「妊娠を望むか」「月経をどのように整えたいか」「困っている症状は何か」によって異なります。月経不順を我慢せず、今の状況に合う選択肢を一緒に考えましょう。
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